ダンゴムシの外骨格を形成する炭酸カルシウムの生体鉱物化に関するプレスリリース
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興野 純会員が,ダンゴムシの外骨格を形成する炭酸カルシウムの生体鉱物化についてプレスリリースを発表されました。
プレスリリース概要
オカダンゴムシ(Armadillidium vulgare)は外骨格形成のために炭酸カルシウムを必要とする。本研究では,カルサイト,アラゴナイト,石英を与えて飼育し,背殻構造を電子顕微鏡観察,ラマン分光分析,放射光X線回折により解析した。その結果,炭酸カルシウム鉱物を与えた個体では厚い層状構造が形成された一方,石英では鉱物化が弱かった。また,アラゴナイト摂取時でも背殻中にはカルサイト型アモルファス炭酸カルシウム(ACC)およびカルサイトのみが認められた。これらの結果は,ダンゴムシが摂取鉱物をそのまま利用するのではなく,体内で結晶構造を再編成して外骨格を形成していることを示している。
プレスリリースの詳細はこちらからご確認ください.
論文はJournal of Structural Biologyに掲載されています.
Tatsunami et al. (2026) Effects of mineral nutrition on the cuticle structure of Armadillidium vulgare
(*新鉱物の承認に関する論文発表やプレスリリースなどありましたら、鉱物科学会広報kouhou.jams@gmail.comまでお知らせください。学会HPに掲載します。)